いきなり団子の長寿庵ブログ

最近のエントリー

カテゴリ

月別アーカイブ

※アップローダーが復旧しました。月曜に書いた下書きをそのまま公開しますので、ちょっと変な感じがしてもご容赦ください。

昨日は暖かったですねぇ。家の近くにある桜も、昨日のうちに咲いたと見えて今朝は可憐な華を数輪開かせておりました。今日も雨ながら暖かい一日だったので、花ももっと開くんじゃなかろうかと期待しております。ただ、明日は今日より寒くなりそうなので、風邪などには気をつけねばなりませんね。

そんな3月も折り返しの月曜日、皆様如何お過ごしでしょうか?こんばんは。web担当の足立です。いまこの文章を打ってふと「長寿庵Podcastとか面白そうだな」と思ったのですが、どんなコンテンツを売ればいいかさっぱり思いつかなかったので、今回は断念します。いずれは動画とかも公開したいですねぇ。「web担当足立の酒場放浪記」とか。あ、もうそんな番組がありますかそうですか。

さて、春うららかな昨日の日曜日、私も春の陽気に誘われて出かけてまいりました。観光地として熊本市内では熊本城に次いで有名な「水前寺成趣園」です。

ちょっと引用してみます。

肥後細川藩初代忠利公が鷹狩の砌(みぎり)、渾々と清水が湧くこの地を殊の外お気に召され、御茶屋として作事さ れたのが始まりです。後、綱利公の代に大規模な作庭がなされ、桃山式の優美な回遊式庭園が完成、陶淵明の詩(帰去来辞)より成趣園と命名されました。華や かな元禄時代には東屋も沢山あり、成趣園十景を選んで楽しまれました。重賢公の代、宝暦の改革で建物は酔月亭一つを残して撤去され、樹木も松だけの質素な ものとなりました。護久公の代には版籍奉還で一時官有地となりましたが明治11年10月7日、成趣園を境内地として細川藤孝公・忠興公以下歴代藩主を祀る 出水神社が創建され今日に至っています。

こちらは桃山式回遊庭園がどうとかこうとかありますが、一番見ていただきたいのはその水の透明度です。

驚くべき透明度
庭園というと緑色に濁った池が思い浮かぶと思いますが、この水前寺成趣園は湧水庭園なので、清冽な水が湧き出ており、その透明度は鯉の餌を沢山あげても濁らない素晴らしい透明度です。かつては阿蘇の伏流水が湧き出ていると考えられていましたが、近年、その湧出量が減っており、実際は近隣の水田の水が湧き出ていたと考えられています…と小学校の時習ったのですが、20年たった今はどんななんでしょ?

長寿の水
長寿の水。飲めます。細川公がお茶をいれるためにここの水をいたく気に入られ、この長寿の水を使ったそうです。

出水神社出水神社。歴代の熊本藩主細川公を祀っています。歴代の熊本の統治者を祀る神社は菊池神社、加藤神社、ちょっと違うかもしれませんが、肥後国衆一揆で負傷した甲斐親英を祀った足手荒神などありますが、細川公を祀った神社があったとは来るまで知りませんでした…

R18指定御籤。当然神社なので御籤もありますが…なんとR18指定の御籤。こういう猥雑な感じが往年の観光地を彷彿とさせますねぇ。なお、水前寺成趣園は来てから帰るまで昭和前半の懐かしいといえば懐かしい、猥雑といえば猥雑な観光地カラーが全面に出ています。面白いのでみうらじゅんやモヤモヤさまぁず等をお好みの好事家のみなさんは訪れることを是非オススメします。あ、もちろん大変綺麗なところなので、観光で訪れてもいいですよ!

今回残念だったのは古今伝授の間が改装中だったこと。ここからの風情は水前寺公園を代表するものなので、是非一度見ておきたかったのですが…また次の楽しみに取っておきましょう。

 

Comments are closed.