熊本は今日も暖かいです。12月に入るくらいには例年並み寒さになるそうです。寒暖の差が激しくなりますが、県内の方はお体にお気を付けください。
こんにちは。web担当の足立です。
さて、昨日からニュースを騒がせている円高。なんとこの水準は14年前のものだそうです。14年前の95年といえば、私がまだ中学生で、阪神大震災やオウムのサリン事件があった年です。世の中が世紀末的になっていくようなそんな雰囲気でしたねぇ。結局99年に終末は来ずにいまでもこうして日記を書いていられるわけですが。
ちなみにこの年の流行語には「無党派」「インターネット」等がありまして、隔世の感があります…インターネットが流行語っていうのが不思議です。いまや生活にはなくてはならないインフラです。まさか私もネット通販を始めるとはこのころ露ほどにも思っておりませんでした。翻って前者の「無党派」ですが…あの頃から政治ってのは進化していないんだなぁ、と素朴に思ってしまいます。
また、この年のヒット曲にあののりピーの「碧いうさぎ」が入っておりまして…まさかあのころトップアイドルが逮捕されるなんて思いもしなかったですねぇ。14年の歳月を感じます。また、この年にはバブルの残影が痛々しい歌詞の「DA・YO・NE」がヒットしており、流行語にもなっています。
それにしても14年の歳月というものは残酷です。円高の話に戻しますと、あの頃の円高は日本の実力を表したものと言われており、世界中が円の力にひれ伏したものです。しかし、今回の円高はおもにドル安(但し、今日の円高はリスク回避から円資産への集中といわれている)のほうに重きが置かれています。
昨日WBSで東大の伊藤元重先生がおっしゃられていた通り、14年前から比べてアメリカは40%ほどインフレしているので、当時から見て現在の円の価値は1.4倍、つまり116円程度のものであるようです。つまり日本はずっとデフレ状況下にあったわけですねぇ…
当時は先行き不透明感でいっぱいでしたが、いまはお先真っ暗といったほうがただしいのかもしれませんね。